[No.44] 2002.6.2 International Experience

 あっという間に残り4週間になってしまいました。学生生活にも慣れてきて、新たな友達もでき、もっとコネチカットで過ごしたい気持ちもありますが、次のステップへ進むためには区切りをつけなければなりません。

 この歳になって、アメリカで寮生活をしながら英語が勉強できたことは非常に有意義な経験でした。他の英語学校のことは分かりませんが、コネチカット大学のUCAELIを選んで良かったと思っています。交通の不便さはありましたが、木々が生い茂り、リスが走り回る、広大な緑のキャンパスはとても気に入っています。そして、多くの友達や先生達との交流ができて幸せでした。アメリカ人はもちろん、韓国、中国、台湾、タイ、イラン、サウジアラビア、シリア、トルコ、ロシア、ルーマニア、ポーランド、フランス、スペイン、セネガル、ブラジル、チリ、コロンビア、ペルー、エクアドル、グアテマラ、ベネズエラ、などの人々と会話が出来たり知り合いになれるなんて、そう滅多にできることではないと思います。また、Salem、Boston、New York、New Jersey、Philadelphia、などへ行けたことも良い経験でした。いろんなレストランでいろんな国の料理(ビールも)を食べられたことも良い思い出です(パーティーは沢山ありました)。

 昨年9月のテロ以来、アメリカは恐いという声も聞きますが、私はアメリカ(特にコネチカット周辺)は大好きです。何事も合理的にできているし、人に迷惑をかけるようなことはしないし、強い愛国心と連帯感を持っているし、特に、子供と青少年の教育には力を入れている点、など、どうしても日本と比較してしまいますが、アメリカの方が大人だという感じがします。もちろん、犯罪も多いですし、一部不心得者がいることも確かですが、日本の2倍以上の人口と、多人種、多言語、多宗教が同居していることを考えれば、アメリカの懐の深さというか柔軟性と言ったようなものを垣間見られますし、まさに国際社会の中にいるということが実感できます。

 我が日本のトヨタ、ホンダ、日産、マツダ、三菱、スバル、ヤマハ、スズキ、カワサキ、ソニー、キャノン、富士フィルム、任天堂、イチロー、佐々木、などはアメリカでも良く知られていますが、日本という国のことは、ゲイシャ、チョンマゲ、スシ、が知られているくらいで情けなくなる時があります。経済分野だけでなく、様々な分野でもっと国際社会の中へ進出し、積極的にアピールすることが大切だと思います。また、日本自身ももっと変わっていかなければ国際社会から取り残されてしまうような感じもします。(ワールドカップ頑張れ!)

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