[No.72] 2005.6.24-7.1 GERMANY


PhotoSlide

 ドイツ(Germany, Deutscheland)とスイス(Switzerland, Confederatio Helvetica)へ2週間の旅行に出掛けてきた。

 今回の旅行は決めたのが遅かったので航空券の手配に手こずったが、キャセイパシフィック航空の香港経由フランクフルト往復航空券が何とか入手できた。

 旅行の概要は、6月24日(金)午後5時成田発、約4時間で香港着、同日午後11時香港発、翌25日(土)午前6時30分フランクフルト着。飛行時間約12時間。帰路は、7月6日(水)午後2時フランクフルト発、7日(木)午前7時香港着、午前9時香港発、午後2時30分成田着だった。(時刻はすべて現地時間)

 ドイツ滞在は、Rollbach(2泊)、 Ingolstadt(1泊)、 Munchen(3泊)、 Frankfurt(1泊・帰路)の計7泊。ドイツからスイスへは、MunchenからZurichまで直通列車(EuroCity)で移動。スイス滞在は、Zurich(1泊)、Aesch(3泊)の計4泊。機中泊(往復2泊)。スイスからドイツへは、スイスの田舎のMosenからFrankfurt空港まで列車2回乗り換え(Lenzburg、Basel SBB)で移動した。

 日本とドイツ(夏時間)の時差は7時間。スイスも夏時間でドイツと同じ時間帯。通貨は、ドイツはユーロ(1Euro=約140円弱)、スイスはスイスフラン(1CHF=約90円弱)。ドイツの国語はもちろんドイツ語だが、スイスの国語は地域によってドイツ語、フランス語、イタリア語、ロマンシュ語の4つがある。

 6月25日(土)、早朝にもかかわらずBenとBosoonが空港へ迎えに来てくれた。Benzでアウトバーンを時に200Kmで走り40分ほどでRollbachという小さな村のBenの実家へ到着した。Frankfurt南東部のこの辺は森と緑の美しいところという印象だ。地形的には丘陵地帯で畑や森も良く手入れされているようだ。荷物を解いて一休みした後、村の中を散策した。どこの家も窓に花を飾っていたのが印象的だった。気温は30度を越えていたようだが湿気が少ないせいか意外と過ごしやすかった。昼食ではビールの他に当地の名産というアップルワインの発泡水割りを飲んだ。こちらの飲用水は発泡水が主で水道水は飲まないようだ。そもそもビールより水のほうが値段が高いと友人は言っていた。
 午後はHeidelbergへ出掛けることになった。Heidelbergはドイツ最古の大学都市で有名だが、日本人ツアー客(中高年)の多さには驚かされた。有名な古城を見学した後、中心街の広場のオープンカフェでまたビール。
 ドイツは夏時間を採用しているので夕方暗くなるのは午後9時半頃で午後がとても長い。だから夕食がとても待ち遠しかった。で、夕食は近くのレストランへ行き、大きな木の下のテーブルでビールを飲んでサラダやピザを食べて満腹になった。

 26日(日)の朝は2頭立ての馬車へ乗って村の郊外へ出掛けた。馬車へ乗ったのは初めてで、なだらかな丘を軽やかに走る馬車から見る村の風景は感動ものだった。
 昼からは、村から車で30分くらい離れた森の中にあるホテルのレストランでBenとBosoonの結婚パーティーが開かれた。参加者は身内だけの10数人というこぢんまりしたものだったが、ビールを飲んでおいしい料理をいただいて実になごやかなひとときだった。ランチの後はBenの実家へ戻りそこで引き続きのパーティーとなった。私は時差ボケもあって部屋で少し休んで7時頃からまた参加したが、みんなはずーっと飲み続けていたようだ。パーティーは暗くなるまで続き、最後に手作りケーキをいただいてやっとお開きに。

 27日(月)は、朝9時過ぎにBenの実家を発ち、BenとBosoonが住んでいるIngolstadt(Munchenの北70Km)へ向かった。途中で古い城塞都市で有名なRothenburgへ立ち寄った。ここは日本人ツアー客のコースになっているようで、日本人店員のいる土産店や日本語の案内や看板をいろいろと目にした。城内を散策し中心部の小さなビヤガーデンでまたビール。
 Ingolstadtまではのどかな田園地帯を2時間ほど走って午後4時半頃到着した。Ingolstadtは自動車メーカーAudiの本拠地で、人口の3割近くがAudiと関連の会社で働いているそうだ。中心の商店街を散策してから有名なビヤガーデンでおいしいビールをいただいた。お腹一杯になっても外はまだ明るかったので、近くを流れるドナウ川の川岸を散策した。川面からの風が心地よかった。

 28日(火)は、午前にIngolstadtからMunchenへ列車で移動。Munchen着後ホテル探し。中央駅周辺にはホテルが多くて探す手間はなかったが、安いホテルはさすがに駅からは遠くなる。1泊30ユーロのホテルに決めて早速Munchen中心部(旧市街)観光に出発。中央駅から地下鉄で2駅のMarienplatzへ。本屋で日本語のガイドブックを買ったが、これがとても重宝した。

 29日(水)は、再度Marienplatzへ行き、市立博物館やマーケットや教会などを観光した。もちろん昼間からビールはしっかりいただいた。夕食には意外と多いトルコ料理店に入った。英語が通じず訳の分からない料理が出てきたが案外おいしかった。

 30日(木)は、ドイツ博物館をたっぷりと見学した後、有名なHofbrauhausで大きなジョッキのビールを飲みつつ、名物のホワイトソーセージを堪能した。うーん満足!
 Munchenはビール好きにはとてもいい街だ。見所は沢山あり、オープンカフェは至る所にある。ビールも食べ物もおいしかった。街はとても綺麗で気持ちよく歩けた。ただしトイレには多少苦労する。レストランやデパートのトイレでも20セント程度必要。物価的には全般的に東京と同じか少し安い感じがした。ゆっくり楽しむには1週間は必要だと思う。また行きたい。

 7月1日(金)は、午前8時14分Munchen Hbf発の列車(EuroCity)でスイスのZurichへ向かった。

Previous <-- List --> Next