甲府西中1年の7月に友達に誘われてブラスバンド部へ入った。そもそも西中へ入学した時は、特に卓球が好きという訳ではなかったが、何故か卓球部へ入部した。その卓球部も玉拾いの毎日だったので3か月ももたずにやめてしまった。 ブラバンへ入部したものの、どの楽器を担当したら良いのか見当もつかなかった。当時のブラバンには学校所有の楽器は個人では買えない(買わない)人気のない楽器(チューバなど)しかなく、それで、余っていたメロホンという楽器を担当することになった。入部して暫く経った頃、トランペットの華やかさや格好良さに憧れ転向を夢見たが、トランペットは個人持ち楽器だったため叶わぬ願いだった。(家がもう少し裕福だったらトランペットを買って貰えた?) メロホンという楽器は、クラシック系の曲では結構聞かせどころもあるが、マーチでは最初から最後まで後打ちばかりで全くつまらなかった。2年生になる直前、トランペットの次に格好いいと思っていたトロンボーンの3年生が卒業して学校所有楽器が空いたので、トロンボーンへの転向を希望し認めてもらうことができた。 それから高校~大学~社会人と、50歳で渡米するまで35年間トロンボーンを吹き続けたが、その間もトランペットへの憧れは消えることは無かった。 トロンボーンは、中学・高校時代は学校所有の楽器を、大学時代はM先輩に借りた楽器を使っていた。そして、社会人になってやっと個人持ちの楽器(KING 3B Silver Sonic 神田・下倉楽器)を買って吹いていた。とても愛着のあった素晴らしい楽器だったが、渡米(2001年5月)直前に売却してしまった。 コネチカット大学のUCAELIに留学していた時、担任の先生が学生バンドへの入部を勧めてくれて、バンドの顧問に紹介してくれた。でも、その時は楽器は無かったし、トロンボーンよりトランペットをやりたかったが、トランペットを吹く自信もなかったので、結局、入部には至らなかった。(思い切ってトランペットを買えば良かったかな?後悔先に立たず) 還暦を過ぎた2011年9月に、大学のOBバンド結成の話が持ち上がり、急遽、山梨の友人からトロンボーンを借りて初練習に臨んだところ、トロンボーンは大勢集まったが、トランペットは2人しか来なかった。練習後の飲み会で思い切ってトランペットへの転向希望を大先輩達に直訴したら、あっさりと認めて貰えた。本当に嬉しかった。そして、山梨の別の友人から借りたトランペットではあったが、憧れのトランペット人生が遂にスタートしたのである。 2012年4月 KING 2070(中古)購入 東神奈川・セントラル楽器 ¥100,000 しかし、トランペットは思った以上に難しい。マウスピースは小さいうえに、唇と周辺の筋肉の劣化(老化)などにより思うように音(特に高音)が出せないし、すぐに唇が疲れてしまう。試行錯誤、悪戦苦闘の毎日が続いている。 ・・・と頑張っていたが、2023年12月28日に一大決心! |