愛車HONDA AX-1で横浜から盛岡~由利本荘~花巻へ出掛けてきた。題して「暑さに挑戦!中年バイク一人旅」。
8月5日(金)
午前10時少し前に横浜・柿の木台のアパートを出発。横浜青葉ICから東名へ入る。流れは概ね順調、そして首都高へ。おっと最悪!用賀料金所手前から渋滞が始まっている、しかも気温はすでに30度を越えている感じ。2車線の真ん中をスルリスルリと抜けていくがスピードはそんなに上がらない。渋滞は谷町JCTまでで、その後は大体順調だったが川口線がまた渋滞で参ってしまった。東北道浦和本線料金所を通過したのは12時少し前だった。東北道は快調に走り続けたが暑さは半端ではなかった(電光気温表示板は36度でも路面温度は40度以上だろう)。熱風を切り裂きながらの走行で体中汗でベトベト。まず佐野SAで給油。次に黒磯PAで昼食休憩。そして安達太良SAで給油と休憩。最後に長者原SAで給油と休憩。目的地の盛岡南ICを下りたのが午後6時少し前だった。(東名¥500、首都高¥700、東北道¥8,300)
盛岡市内の友人との待ち合わせ場所へ到着後、彼の奥さんと中心街から少し離れたところにある魚料理店へ。生ビールを飲みつつ、三陸直送の新鮮な魚介類をお腹一杯頂いた。本当に旨かった!二次会は彼と二人で中心街のカラオケスナックへ。久しぶりにたっぷり歌った。楽しかった!その夜は彼が手配してくれた宿泊施設でぐっすり就寝。
8月6日(土)
この日も朝から暑かった。予想最高気温は34度とか。10時過ぎに宿泊先を発ち、46号線を田沢湖へ向かう。途中コンビニで軽く朝食。滝沢村で給油。岩手と秋田の県境の仙岩トンネル辺りは涼しくて嬉しかったが、田沢湖は期待したほど涼しくなかった。湖畔のレストランで生ビールと蕎麦で昼食。湖岸の木陰で1時間ほど昼寝して、次の目的地の由利本庄へ再び46号線を西進。武家屋敷で有名な角館は通過。
46号線は追い越し禁止区間が多く、暑くてイライラしてきたので、途中から田舎道へ進路を変えた。道路は良いが自動販売機が無い。やっとお店を見つけお茶を買って近くの神社で休憩。それからは由利本庄まで幹線道路は避けて田舎道を走り続けた。暑さは厳しかったが、気分的には爽快に走れた。
由利本庄へは予定より早く到着したので日本海を見に行くことにした。本庄マリーナという案内板を見つけたので行ってみた。そこには海水浴場もあり大勢の人が遊んでいたのを横目に日本海が一望できる堤防岸壁へ。紺碧の海は広く大きい。暑さも忘れ日本海の大海原をぼーっと眺めていた。暫くして感傷的な気分を断ち切り友人宅へ向かうことに。
まず、由利本庄駅を探して案内所辺りで住所を尋ねるつもりだった。駅は容易に見つかったが、案内所らしきものはなく、駅前の交番も無人。飲食店の前で水撒きをしていた男性に尋ねたところ、住宅地図を広げて丁寧に説明してくれた。感謝!10分後には友人のアパートへ難なく着くことが出来た。その後、6時から料理店で夕食。店の人は夏の間は日本海が禁漁で魚は無いと言っていたが結構いろいろ出してくれた。ビールの他に地酒の「飛良泉(ひらいずみ)」の冷酒も堪能した。3時間近く飲んで食べて話して本当に楽しかった。彼のアパートへ帰りまた一杯飲んでから就寝。
8月7日(日)
午前は友人の車でドライブ。日本三大観音のひとつと言う「赤田大仏」を見学。そして、彼の会社がある仁賀保町から鳥海山麓へ。生憎曇っていて鳥海山の勇姿は見ることが出来なかった。由利本庄市内の回転寿司で昼食をとり12時30分頃花巻へ向けて出発。
由利本庄から田園地帯を通過する107号線を東進。由利本庄市郊外で給油。しかし、暑かった。横手を抜け岩手県湯田町から沢内村及び雫石町方面へ。道路は車も少なく風景も良くゆったりと走ることができた。沢内村で右折し花巻方面へ。いわゆる林道のような道路だったが工事中の箇所を除き完全舗装で気持ちよく走れた。峠のトンネルは寒いくらいで心地良かった。
豊沢ダムを過ぎるといくつかの温泉が点在しているが、この日は大沢温泉で一風呂浴びることにした。混浴露天風呂もあったが、湯治客からアブが多くて鬱陶しいと聞いたので、露天は諦め二つの室内風呂へ入った。湯上がり後一休みして花巻の友人宅へ向かった。その夜は彼の家でビールと夕食を頂いた。
8月8日(月)
9時過ぎに朝食を食べ終わったら雨がパラパラ降ってきた。予報では岩手県北は雨だが県南は大丈夫のようだったが、危ないので予定を早めて出発することにした。万が一降り出してもいいように一般道(4号線)を南下。
一関の辺りから少し降り出して、宮城県へ入ったら本格的に降ってきた。今回のツーリングにあたっての長期予報では雨は降らないと聞いていたので雨具は持っていなかった。なかなか止まるタイミングが掴めずびしょ濡れになってしまった。それでも古川辺りでは雨があがったので、大衡村で給油し大和ICから東北道へ入ることにした。しかし仙台に近づくとまた降り出した。またびっしょになってしまったのでたまらずに菅生PAで着替えと昼食と雨宿り休憩。
少し休んでいると小降りになってきたので走り出したらまた降ってきた。またまたずぶ濡れになり国見SAで休憩。すると場内放送でこの先の福島飯坂と二本松の間が雨で通行止めというアナウンス。もーっ最悪!解除はいつになるか分からないと言っていたが、雨が小降りになったので意を決して走り出した。
暫く走ると停車している車の列が目に入ってきた。車列の間を走り抜けて福島飯坂ICに近づくと警察官が。話を聞いてみるといつ開通するか分からないのでここから降りるようにとの指示。仕方なく車列の間をすり抜けて料金所でお金を払っていたら、後ろのほうの車がUターンしだした。なんだ開通したじゃん!慌てて料金所へ入り直した。
それからはひどい雨はなかったけれど、降ったり止んだりの悪状況は宇都宮過ぎまで続いた。途中の那須高原SAで給油。埼玉県へ入る頃は日も落ちて暗くなってきたが、あと少しなので頑張って走り続けた。川口料金所を通過して首都高へ入るとまた小雨が降り出し都内に入ったらまた止んだ。王子線から北池袋、竹橋、谷町を経由して3号線渋谷方面へ。
3号線は相変わらずの渋滞だった。例によってセンターライン上をヒラリヒラリと走り渋谷を抜け、三軒茶屋を抜け、用賀を抜け東名へ。そしたらまた雨が、、、。意外と本格的な雨。あと少しと言うのにまたびしょ濡れに。何とか無事に9時過ぎに帰宅した。(東北道¥6,150、首都高¥700、東名¥500)
今回のバイクツーリングは暑さへの挑戦だった。往路は東北地方がこの夏一番の暑さを記録した日で本当に暑かった。岩手と秋田を移動中も暑さは厳しくバイク走行は苦行だった。復路は雨にたたられた。雨に濡れてがたがた震えながらの高速走行は勘弁して欲しかった。しかしまあトラブルもなく帰って来られたことが一番の喜びかな。(でも、お尻の痛さは応えたね)
それにしても、持つべきは友。今回も大変お世話になった。お陰で楽しいツーリングが出来た。 【総走行距離:約1,400km】
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